俺たちメリノは何処の誰なの?

細野淳一が投稿 2022年02月23日

俺たちメリノは何処の誰なの?


俺たちメリノ族

V(o`・ω・o)V イエーイ!



。。。・・・。。。


毛糸の素材としてよく聞く「メリノ」ですが、なんとなく分かっているつもりでも、人に教えられるほど理解できているかというと、実のところ覚束なかったりしますよね。

でも、編み物をするのであれば、特にソックヤーンを選ぶうえでとっても重要なことなんです。

今日は、いまさら聞けないメリノのお話です。
 
 

メリノは羊の種類


メリノは「メリノ種」という羊から取れたウール繊維のことです。

毛糸の帯やラベルなどに「75% Virgin Wool」と印刷されているのは、ごく普通の羊から取れた繊維ですが、「75% Merino Wool」と印刷されていれば、それは「メリノ種」から取れた繊維を使っている証になります。

ちなみに「Virgin」とは、再生したウールが混ざっていない、羊から直接取った繊維だけを使っていますよ、ということで羊から最初に取れた毛ということではありませんのでお間違いなきよう。
 

メリノはどこで生まれたの

 
メリノ種は、数百年前のスペインで生まれましたが、ずーっと長い間スペインから輸出することが禁止されていました。

なぜでしょうか?

理由は「メリノ」の品質が抜群に良いからなのです。

紀元前 - 気が遠くなるほど昔ですね - から繊維として使われてきたウールですが、大きな欠点がありました。
 
 

肌触りが最悪

 

直接肌につけるとチクチクしてしまうんです。

これは、今も全く変わっていないウールの大きな欠点のひとつです。

チクチクするのは、繊維の太さによるものなのですが、「メリノ種」は繊維がとても細くチクチク感を感じにくいのです。

スペイン王は、その利益を独占するためにメリノの輸出を禁じていたということなんです。

 

世界に広がったメリノ

 

そんなメリノですが、今では、オーストラリア、ニュージーランド、そして南米などの南半球の国々で飼育されていて、良質な羊毛を提供してくれています。

さて、いかがでしたでしょうか?

これであなたもメリノ通ですね。

 

 

ソックヤーンの配合を気にしましょう


あなたがソックニッターなら、これから編むソックヤーンの配合をぜひ気にしてください。

通常のウール(Virgin Wool)で編んだアイテムは、直接肌につけると「チクチク」します。

特に、首周りなどの柔らかい肌、敏感な肌の場合にはお気を付けください。

ただし、これはウールのソックヤーンが悪いのではありません。

ソックヤーンは靴下を編むように作られた毛糸です。

その毛糸で肌に直接当たるようなアイテムを編むことが問題なのです。

洗濯の手間などお手入れが簡単なソックヤーン - そしてなんといっても段染めは編んで楽しい! - で、巻物や毛糸のパンツ、その他の肌に触れそうなアイテムを編むのであれば、以下を選択基準にして下さい。

1.最低でも「メリノ」ウールが配合された毛糸を選びましょう。

2.できたら、「エクストラファインメリノ」であれば尚好。

3.カシミヤ、シルク、ベイビーアルパカなどのより細い繊維が混紡された毛糸を選びましょう。

4.コットンやバンブー混紡もウールの配合率が下がるのでチクチク感が軽減します。

もちろん、靴下を編むのであれば、よほどの敏感肌でなければ通常のウールで何の問題もありません。

 

  

なないろ毛糸の取り組み


これまでに多くのお客様から、ソックヤーンのチクチク感についてのご相談がありました。

いくら編んでいて楽しいソックヤーンでも、せっかく編んだのだからと我慢して身に着けているのは悲しすぎます。

ソックヤーンの良いところは、なんといってもお手入れが簡単なこと(もちろん編むのが楽しいのは言うまでもありません)。

特に肌に直接触れるようなアイテムの場合には、お洗濯のしやすさはとっても大切です。

なないろ毛糸では、これまでも、そして今後も「チクチクしない」素材のソックヤーンをたくさん紹介していきますので、ぜひ、あなたもソックヤーンの配合を見て使い分けてくださいね (^_-)-☆

最後に、これまでにまだご紹介していなかった「チクチクしない」ソックヤーンをご紹介しましょう。

こちらからどうぞ ↓ ↓ ↓ ↓

 
メリノとシルクのすべすべソックヤーン

 




細野淳一
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