編みたいのにずっと鑑賞していたいソックヤーン
細野淳一が投稿
2022年09月06日
先日、お客様から商品のレビューを頂きましたのでご紹介したいと思います。
編むためには玉巻しなければいけないけれど、
カセの状態での姿があまりにも美しすぎる。
まるでベルサイユに咲いて散ったオスカルさまのよう!
僕がくっつけた最後の一行は余計ですが、購入したカセの毛糸があまりにも美しく、編むことを躊躇してしまっているお客様の心の葛藤が大変よく現れているレビューですね。
隠れた「カセ糸」の魅力のひとつに、その色と姿の美しさがあります。
特に手染めの毛糸の場合、その魅力は倍増するんです。
どういうこと?
こういうことです ↓ ↓ ↓
手染めカセ糸の美しさの秘密
写真のかせ糸を見ると、色がレッド、イエロー、ブルー、グレーと色が移り変わっていくように捩じられているのがお分かりいただけると思います。
うっとりするほど美しい色の移り変わりは、手染めのカセ糸だけに現れる特徴なんです。
ところが、大変残念なことに、この美しさは編むために玉巻すると色が混ざってしまい消えてしまうんです。
なんて儚いんでしょうか!
レビューをお送りいただいたお客様は、それを知っていて編むのをためらっていたのです。
イタリアで紡がれインドで手染めされたカセ糸が、世界を旅して日本の見識あるニッターさんの手元に渡った時、小さな小さな微笑ましいストーリーが生まれました。
あなたも、ぜひ花火のように激しくも儚い美しさを感じて、そして悩める心を体験してみてください。
鑑賞するに値するソックヤーンなんて、めったに入手できませんので、この機会をお見逃しなく!
こちらから今すぐあなた用の一カセをお選びください
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細野淳一
執筆者