あの毛糸がトレンドになった3つの理由とは?
細野淳一が投稿
2022年09月06日
そろそろ今年の編み物シーズンも終盤に差し掛かりましたが、あらゆる意味で混沌としていたシーズンではあったものの、明るい材料もいくつかありました。
その一つが、冒頭の写真の毛糸。
一見、無造作に巻かれていますが、ヨーロッパで大ヒットを飛ばしたことは、これまでに何度かお伝えしてきました。
そして、なないろ毛糸で販売したところ、本当に一瞬で初期在庫が完売してしまいました。
見本市が正常に開かれていれば、各社がこぞってこのタイプの毛糸を出展していたに違いありません。
では、なぜこの毛糸がヒットしたのでしょうか?
僕たちなりにその人気の秘密を探ってみました。
その1. ちょうど良い太さ
どのような作品にも使える便利な毛糸です。
その2. ちょうど良い分量
1玉でショールなどの作品が完結する手軽さが支持されています。
その3. 魅惑的なカラー
寒くてどんより暗い冬にパッと明るく彩りを添えてくれます。
えっ、当たり前すぎて面白くない?
では、隠された秘密をお教えしましょう。
私見ですが、この当たり前の毛糸を形を変えて巻いたことで、全く新しい毛糸にしてしまったのが大ヒットの最大の秘密だと思っています。
だって、糸の仕様がどうとかいう前に、理屈抜きに可愛いじゃん!
そう思いません?
人は感情で物を買います。
こんな可愛い毛糸を前にしたら、思わず買いたくなるのがニッター心理ですよね。
この記事を書いている時点で、なないろ毛糸の在庫も残り1色5個になっています。
恨みっこなしの早い者勝ちです!
色は選べませんが、きっと手にしたら色のことなど忘れてしまうほどのインパクトがありますよ。
もし、まだ、あなたが手にしていなかったらこのラストチャンスをお見逃しなく。
細野淳一
執筆者